リサイクル、のようなものやことについて考えると、
そもそもモノやサービスはなぜお金を介さないといけないのか?
そんな経済の基本的なことがよく分かっていないと気づいてしまう。
けれどもその答えを未だに出せず、出さないままでいる、
けれども、それでも経済は回り続ける。
そんな時は本を読みます。
本には、答えはないけど、ヒントはある。
「独立国家のつくりかた」坂口恭平
坂口恭平が抱える、子どもの時からの質問
1.なぜ人間だけがお金がないと、生きのびることができないのか。そして、それは本当なのか?
2.毎月家賃を払っているが、なぜ大地にではなく、大家さんに払うのか。
3.車のバッテリーでほとんどの電化製品が動くのに、なぜ原発をつくるまでの大量な電気が必要なのか。
4.土地基本法には投機目的で土地を取引するなと書いてあるのに、なぜ不動産屋は摘発されないのか。
5.僕たちがお金と呼んでいるものは日本銀行が発行している債権なのに、なぜ人間は日本銀行券をもらうと涙を流してまで喜んでしまうのか。
6.庭にビワやミカンのきがあるのに、なぜ人間はお金がないと死ぬと勝手に思い込んでいるのか。
7.日本国が生存権を守っているとしたら路上生活者がゼロのはずだが、なぜこんなにも野宿者が多く、さらには小さな小屋を建てる権利さえ剥奪されているのか。
8.2008年時点で日本の空き家率は13.1%、野村総合研究所の予測では2040年にはそれが43%に達するというのに、なぜ今も家が次々と建てられているのか。
こんな質問をあなたの子どもがしたら何と答えるだろう。
上記はイントロより抜粋。
上記の質問に答えを出すと、それはどこか矛盾をはらんだ利己的な答えになってしまう違和感が残ります。
ひとつの不明瞭な答えは同時に、はっきりとした問題であるとも言えます。
著書が、その問題を一つずつ答えていくと、「独立国家」ができていました。
世界を変えるのではなく、世界を増やす。
ここに記されているのは、その世界の増やし方です。
ひとつの方法とヒントが記してある著書。
「生活」「経済」を考えている方にオススメします。
道具屋C,1のHP
http://www.geocities.jp/nohi1212/
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