2013年9月27日金曜日

リサイクル学:リサイクルショップの始め方「家賃について」

家賃は固定費です。

経営判断のはじめの段階でその物件、家賃が適正かを判断する必要があります。

家賃は、それぞれの業態の坪当たりの粗利額から計算します。

粗利額に対する家賃の比率は、15%~20%が適正と言われています。計算してみるとこれ以上ですと利益を出しづらくなることがわかります。

たとえば、月間坪当たり売上5万円。粗利率70%のお店の場合は、売場面積1坪当たりの月額家賃の上限金額は、5万円×70%×20%となり、7000円になります。つまり、売場面積1坪当り家賃が7000円以内の物件を探さないと、利益が出にくいということとなります。

家賃は安ければ安いにこしたことはないですが、立地により売上もポテンシャルも変動します。

また立地が悪い、もしくははじめの認知度が低いうちは販促も必要になるでしょう。

逆に、家賃が高めな物件はその部分も考慮されたうえでの金額設定になっており、比較的立地ももよく、販促費も掛けずに営業活動できる面もあります。

よって、家賃と販促費を合わせた上で実店舗を決めることがひとつの判断材料となります。

目安としては、家賃と販促費の合計を、粗利額の30%に抑えることが言われています。

粗利率が60%が一般的なリサイクルショップでは、月商1000万とすると600万、ここから30%ですから180万以内で家賃と販促費を抑えると良いでしょう。1000万に対して180万の固定費をみると妥当な数字かと思われる方も多いかなと思います。

売上高=来店客数×買上比率(ここでは30%)×客単価

上の公式を踏まえると、来店客数をいかにたてるか、それには立地と販促で認知度を高める必要があります。物件というはじめの固定費はつまり、将来の来店客数さらには売上へとつながりますので慎重に決めていきましょう。

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