さて開業にあたり、「業態を決める」必要があります。
そにあたりいくつか経験側から書いていきます。
まず、個人経営と企業の新規事業ではポイントが違います。
■個人の場合
・事業主のこだわりや、嗜好性に沿った独自性を出す。
店舗経営には差別化が必要です。個人の場合どうしても企業のよりも規模の面で劣勢になりがちです。
そこで、お店独自の商品ラインナップで差別化を図ることで、規模の競争にならない経営をします。
これには、店主の嗜好性をそのまま反映した濃いお店が、差別化となりうるので、どんどん特化していきましょう。
アメカジ大好きな店主ではアメカジを深めていくことで、アメカジ好きな遠くに住んでいるお客様に足を運んでもらえることもあります。専門性を深めることで仕入れにも強みが増しますし、集客にも効果が期待できます。
■投資金額から考えてみる
個人の場合は資金で悩む方も多くおります。その際は前回の回でも先述しましたが、買取専門店などからはじめてみるのひとつです。その際は、近隣の競合店の状況、などを調べてから最適な戦略を練って行動しましょう。
■地域に合った商売
こちらも前回でも述べましたが、地域性を調べて、お客様のニーズに合ったお店作りで経営していくのもひとつです。
たとえば、当店は鶴見の本町通りという駅から鶴見川を越えた場所にあります。もう少し行くと大黒埠頭などの貿易関係や工場などの産業エリアに差し掛かる手前の町が商圏です。
こちらでは、一定層、外国の方が住んでいる地域でもあります。どちらかというと、経済的には裕福でない方も多く、その方たち向けのニーズ、と考えますと、多少の年式の古い家電製品を安く提供することで売り上げも見込めます。しかし、ひとつのニーズを汲むことはメリットもあればデメリットもあり、こちらの商品層を扱うとお店として他の客層のかたの足が遠のくことも考えられますので、当店ではそのような商品を積極的に扱うことはしません。
地域性を読みながら何が店舗にとって最適か、これを判断するのが一番難しいところでもあり楽しいところでもあるでしょう。
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