2013年9月25日水曜日

リサイクル学:リサイクルショップの始め方「売上と経費 損益分岐点の設定」

リサイクルショップを始めるにあたり、売り上げと経費から損席分岐を数値で認識できるようにしましょう。

そうはいっても、他の業界とは仕入れ値や売値が読みづらい業種ではあります。

一般例や実例をもとに述べますので参考にしてください。

総合リサイクルショップ(200坪)で見ていきます。

売上げは、200坪×5万(月間坪効率)=月商1000万

粗利が60%としますと、月の仕入れは400万

次に一般管理費は450万(以下内訳)

人件費は、月間総労働時間2000時間(1日10時間営業、30日、常時6.6人)×1000円

200万円

広告販促費は50万としましょう。

水道光熱費は、200坪×1500円=30万

買取用のトラック、ガソリン、保険代で15万

雑費は、30万

原価償却は、25万

家賃100万


売り上げ1000万-原価400万-一般管理費450万=150万

つまり営業利益が150万です。

このような流れで、月の売り上げと経費を紙に書き出して見ましょう。

売上げはあくまで予測です。紙上の数字のなかでは一番上下変動が激しい数字です。

経費はほぼ変動しない固定費と考えても良いでしょう。この固定費に下回る収入が赤字です。

これが損席の分かれ目、損益分岐ですが、

肝心なことは単純な売上げで計算せず、原価を引いた売上総利益をもとに固定費を引く。

上の例で行くと、1000万で喜ばず、それぞれのコストを引いていくと150万。

この事実を認識しましょう。コスト意識が経営の要諦です。

またコスト意識をすることで、どのくらいの売り上げが必要なのか、

またそれにはどうすれば達成できるのか?

営業日や来客数、購買者数、購買単価など次々と数字に落とし込むことで、具体的な行動が見えてきます。

数字の一般的な目安は、

売上:経費の比率は50%以内
人件費は売上げの33%以内
営業利益率は10%~20%(当業界の目安)

などを意識しながらご自分の店舗の状況を今一度計算してみましょう。

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